この学ぶ君ページではFKLの車両をより良い状態でご利用いただくための
ワンポイントアドバイスを掲載しています。
フォークリフトの仕様表に書かれている『フリーリフト』のご案内
フォークリフトのフォークとマストにご注目してください。(写真①②参照)
フォークを上昇させたときにインナーマストが連動して上昇していきます。
この連動が始まる分岐点が地面から145㎜(スタンダード車1.5tonの場合)です。
この連動が始まるまでの高さをフリーリフト量と呼びます。
これ以上フォークを上昇させますとインナーマストが連動して上昇することになります。
例えば、海上コンテナ(8.6f)の内側の高さは約2,333㎜ですので、全高1,985㎜の
1.5tonフォークリフトがコンテナ内に入るときには、コンテナの高さとフォークリフトの
全高の差異以内にフォークの高さを抑える必要があります。つまりインナーマストが
連動して上昇しない145㎜にフォークを上げた状態で海上コンテナに入ることが可能となります。
写真① 写真②
また、特殊仕様でフルフリーマストと呼ばれるものがあります。(写真③参照)
これはフォークを1500㎜位まで上昇させてもインナーマストが上昇しないタイプのものです。
コンテナからの荷物の出入れに非常に便利なマストで、通常はコンテナ仕様と呼ばれます。
写真③・・・フォークを上昇させてもインナーマストが上昇していない