フォークリフト冬季中の予熱方式について
(ヒーター式予熱方式 編)
学ぶ君46でご紹介しました寒い時にフォークリフトのディーゼルエンジンをかけるワンポイント
アドバイス! は、グロー式予熱方式ですが、今回は、ヒーター式予熱方式をご紹介します。
■グロー式とヒーター式の見分け方
エンジンルームを開け、プラグ近くに予熱バーが複数見えるのがグロー式(写真参照)です。
吸気口の中に予熱板があり、隠れて見えないのがヒーター式(写真参照)です。
■ヒーター式、冬季中のエンジン始動方法について
ヒーター式エンジン始動手順ですが、エンジンキーをONにしヒーター式注意喚起にある
パネルのランプが点灯している場合は、消えるのを確認し OFFにする。
(3回以上繰り返す/手動でヒーターがスタート) 繰り返し後にエンジンをスタートしてください。
※エンジンキーをONにした際にヒーター式注意喚起にあるパネルのランプが消えている
場合は、通常のエンジン始動を行ってください。
※弊社では、ヒーター式エンジンを搭載している機種には、冬季中の注意喚起 (写真参照)
を掲示しておりますのでご活用ください。
■注意事項
エンジンが掛かりにくい状況下による複数回のセル始動によりバッテリーに負荷がかかり、
バッテリーあがりの原因になります。
また、バッテリーの状態によっては、バッテリー交換が必要になる可能性もあります。
正しい手順でヒーター式のエンジン始動を行えば、バッテリーの延命にも繋がります
のでご所有されている車両でもお役立てください。