デフレンシャルオイル交換について
■デフレンシャルオイル交換の重要性
デフレンシャルオイルの交換目安としてメーカー推奨としまして、
6カ月に一度または、1200時間稼働を目安に交換と定められていますが、
利用状況、利用中の車種、現場によって左右する場合もありますので
1日4時間以上の荷役作業があるまたは、悪路等が伴う現場での利用する
場合は、弊社の事例上(修理履歴)、約600時間の稼働を目安に交換が
望ましいと思われます。
もし、交換せずに使い続けるとどの様な事象に至るか以下にて事例を
挙げさせて頂きます。
■事例
今回の事例としましては、お客様申告としては、左にいっぱいハンドルを
切ると異音が鳴るでした。
確認結果としましては、デフレンシャルオイル交換は行わず、悪路等が
伴う現場で利用した結果となります。
①デフレンシャルを車体から取り外します。
②デフレンシャルを分解します。
※下部側に鉄の破片等が見当たります。
↓ デフギアは綺麗に見えますがさらに分解すると
※本来付いているはずのギアが割れて無くなっています。
※ギアの咬み合わせが欠けています。
通常の荷役作業であれば定期的にデフレンシャルオイルを交換していれば
デフギア等の破損はまず起こりません。
この様に大がかりな修理作業が伴い費用も発生しますので定期的な
デフレンシャルオイルの交換が必要です。
また、所有されているフォークリフトのデフレンシャルオイル交換が
難しい場合は、弊社で交換作業を承りますのでお気軽にご相談ください。