この学ぶ君ページではFKLの車両をより良い状態でご利用いただくための
ワンポイントアドバイスを掲載しています。
回転式アタッチメントのメンテナンスについて
学ぶ君その11と25と26でご紹介しました全回転フォークリフト、
回転フォーククランプ、回転ロールクランプ等のメンテナンスの
重要性についてご説明させて頂きます。
■回転式アタッチメントのメンテナンス
回転式アタッチメントは、油圧の力でギアを動かし、ギア比によりさらに力を大きくし
アタッチメントが回転します。
また、外回転部分(ローテーター)にはグリスを定期的に注入し円滑に回る様にメンテ
ナンスが必要です。
ローテーターを回転させるためのギアが納められている箇所は、ギアオイルで満たされており、
円滑にローテーターを回転させる役目や接触部の摩耗を防ぐ効果があります。
また、汚れたギアオイルのまま使い続けるとギアや接触部が摩耗し、シール(パッキン)等を
傷つける原因にもなりますのでギアオイルの汚れをチェックし適正量のギアオイルで満た
されているか確認をしましょう。
※1年に1回の特定自主検査時にギアオイルを交換するのが望ましいと思います。
(マルチギアオイル SX85~90)
■事例
今回の事例としましては、ギアオイルの確認、交換を怠った結果ギアや接触部が大きく削れ、
摩耗しシール(パッキン)等を傷つけギアオイルが漏れた状態です。
この様な状態になりますと、大がかりな修理作業が必要となり、費用も発生しますので定期的な
ギアオイルの交換をお勧めします。
また、所有されている回転フォークリフト、回転フォーククランプのギアオイルの交換が難しい
場合は弊社で交換作業を承りますのでお気軽にご相談ください。