この学ぶ君ページではFKLの車両をより良い状態でご利用いただくための
ワンポイントアドバイスを掲載しています。
シリンダーの油漏れについて
フォークリフトのシリンダー油漏れにご注意ください。
油圧オイルが漏れたり、にじみ出すと本来の荷役能力が発揮できません。
その状態で使い続けると大きな事故に繋がり修理にも時間を要す場合が
ありますので日々の点検を行い早期発見出来るようにしましょう。
■油圧オイル漏れの原因
①パッキン(シール)の劣化、破れ等による油圧オイル漏れ
※油圧オイルの漏れ、にじみ等を見つけましたら早急にパッキン(シール)交換を
行いましょう。
②シリンダーピストンロッドやシリンダーチューブの破損
※荷役時に何らかの異物がシリンダーとマスト間に挟まっていることに気づかず
チルトを起こし挟んでシリンダーチューブを損傷。
損傷した部分が内側に膨らみシリンダーピストンロッドと擦れ、シリンダーチューブに
穴が空き、油圧オイルが漏れ、シリンダーピストンロッドが損傷。
①の事例ですとパッキン交換で改善できますが、
②の事例になりますとシリンダーピストンロッドとシリンダーチューブを新品へ交換が
必要となりますので費用も大きく掛かってきます。
運行前点検等で油圧オイル漏れは確認できますので必ず確認を行ってください。
さらに荷役中の荷物等もマストに挟まっていないか、挟まった場合の対処方法等も
安全に行えるようにルール決めも必要です。