2023-12-05
投稿者:FKL
マストの種類について
フォークリフトのマストには種類があることはご存じでしょうか。
今回は、マストの種類と特性をご紹介します。
マストの種類は、大きく分けて3種類あります。
①スタンダードマスト
・フォークリフトの標準仕様、視界幅が広く揚高は、2.5m~3mが主流となります。
・フリーリフトの高さが低くインナーマストがすぐに上がり車高も高くなります。
※車高が上がらない状態のフリーリフト最高値の高さです。
・視界幅が広く、荷役物も視認しやすいです。
②ハイマスト
・スタンダードマストよりも揚高設定が高く最大6mまで対応できる仕様もあり高所への荷役作業に適したマストです。
但し、マスト下降時の高さは、スタンダートマストに比べ高く、天井等の高さによっては作業が出来ない場合があります。
・フリーリフトの高さが低いですが、アウター・インナーマストがスタンダートマストよりも高く若干でありますが、フリーリフト高は高くなります。
※車高が上がらない状態のフリーリフト最高値の高さです。
・視界幅は、スタンダートマストよりも、アウター・インナーマストが高い分さらに広く一番視認し易いマストです。
③フルフリーマスト(2段・3段)
・フルフリーマストの揚高は、仕様によりますが2.5m~6mまで揚高が可能です。
●2段フルフリーマスト
●3段フルフリーマスト
・フリーリフト幅が高く、マスト下降時の全高も低いのでコンテナ内や狭い場所でも作業が可能です。
●3段フルフリーマスト フリーリフト高
・視界幅は、マストを支えるシリンダーが中央にある為、視界幅は狭い。
●2段フルフリーマスト 視界幅
●3段フルフリーマスト 視界幅
※スタンダード・ハイマストと比べて視野が狭くなりますので荷役時にはさらに細心の確認が必要となります。
■備考
・一概にしてどのマストが一番良いかと言うことは出来ず行う作業や場所、荷物によってそれぞれのマストの特性を生かして荷役作業を行えば作業効率が向上します。